旅行保険は本当に必要？
海外・国内旅行を安心して楽しむために、旅行保険は欠かせません。病気やケガ、盗難、フライトの遅延など、思わぬトラブルに備えて適切な保険を選びましょう。この記事では、旅行保険を選ぶ際の5つの重要なポイントを解説します。
旅行保険を選ぶ際の5つのポイント
1. 補償内容を確認する
必須の補償
- 治療・救援費用：海外では医療費が高額になるため、必須の補償。
- 携行品損害：スマホやカメラなどの貴重品が破損・盗難に遭った際に補償。
- 旅行キャンセル費用：急な体調不良や予定変更に備える。
追加で検討したい補償
- 賠償責任：第三者にケガを負わせた場合の補償。
- 航空機遅延補償：フライトの遅延による宿泊費・食費を補償。
2. 自分に合ったプランを選ぶ
旅行の種類に応じた保険の選び方
- 短期旅行向け：1回ごとに契約するプラン。
- 長期滞在・留学向け：長期間の補償が必要な場合に最適。
- 頻繁に旅行する人向け：年間契約の方がお得な場合も。
旅行先に応じた補償
- 医療費が高額な国では「治療・救援費用」が重要。
- 貴重品を持ち歩くなら「携行品損害」が必要。
3. クレジットカード付帯保険との違いを理解する
自動付帯と利用付帯の違い
クレジットカードの旅行保険には、「自動付帯」と「利用付帯」の2種類があります。
- 自動付帯：カードを持っているだけで適用される保険。
- 利用付帯：旅行代金をそのカードで支払った場合に適用される保険。
カードによって適用条件が異なるため、自分のカードがどちらに該当するのか事前に確認しましょう。
補償額や適用条件をチェック
クレジットカード付帯の保険は、補償額や適用範囲が限定されていることが多いです。
- 治療費用：海外での治療費は高額になるため、カードの補償額が十分か確認。
- 携行品損害：適用されるケースや免責金額をチェック。
- 賠償責任補償：事故を起こした際の補償範囲を確認。
不足部分は旅行保険でカバー
クレジットカード付帯保険だけでは十分な補償を得られない場合、旅行保険を追加で契約するのがベストです。
- 補償額が足りない場合：不足分をカバーするために旅行保険を活用。
- 対象外の補償がある場合：カード保険で補償されないリスクを補う。
特に、海外での医療費や緊急搬送費用は高額になるため、クレジットカードの補償だけでは不安な場合が多いです。必要に応じて追加の旅行保険を検討しましょう。
4. 保険料と補償のバランスを考える
旅行保険を選ぶ際は、保険料と補償内容のバランスを考えることが重要です。
- 保険料を抑えるコツ
- 不要な補償を削ることでコストを削減。
- 旅行代理店経由よりも、直接保険会社で契約する方が安くなることも。
- クレジットカード付帯保険を活用し、不足分のみ追加契約。
- 保険料の目安
- 国内旅行：1,000円〜3,000円程度。
- 海外旅行：数千円〜1万円以上（旅行先や補償内容による）。
安さだけで選ぶのではなく、必要な補償を備えた保険を選びましょう。
5. 保険会社の評判・サポート体制を確認する
旅行中にトラブルが発生した際、保険会社の対応が迅速であることは非常に重要です。
- 24時間対応のサポートがあるか
- 海外旅行では時差があるため、24時間365日対応の窓口があるかチェック。
- 緊急時に日本語で対応可能かも確認。
- 口コミ・評判の確認方法
- 実際に保険を利用した人のレビューを参考にする。
- SNSや旅行掲示板での評判をチェック。
- オンライン請求の可否
- 保険金請求の手続きが簡単かどうかも重要。
- オンラインで手続きできる保険会社なら、スムーズに請求可能。
信頼できる保険会社を選ぶことで、旅行中のトラブル時にも安心して対応できます。
おすすめの旅行保険
国内旅行向けおすすめ保険
国内旅行中の予期せぬトラブルに備えるため、以下の保険が人気です。
- ジェイアイ傷害火災保険「t@biho国内旅行」
- 特徴：旅行先でのケガや他人への賠償責任を補償します。また、航空機の欠航や着陸地変更による予定外の宿泊費も補償対象です。
- 保険料例：1泊2日の場合、おすすめプランで982円。
- 補償内容：
- 死亡・後遺障害：1,000万円
- 傷害医療費用：100万円
- 救援者費用：200万円
- 賠償責任補償：3,000万円
- 携行品補償：10万円
- 航空機欠航・着陸地変更宿泊費用：1万円
- ジェイアイ傷害火災保険「t@biho国内旅行」で見積もりしてみる
- au損保「国内旅行の保険」
- 特徴：日帰りや1泊2日の旅行なら保険料は262円からと手頃です。旅行中のケガや他人への賠償責任、入院・通院の初日からの補償が特徴です。
- 保険料例：1泊2日の場合、ブロンズコースで262円。
- 補償内容：
- 死亡・後遺障害：500万円
- 入院保険金日額：4,000円
- 通院保険金日額：1,000円
- 救援者費用等：200万円
- 個人賠償責任：5,000万円
- au損保「国内旅行の保険」で見積もりしてみる
- 楽天損保「トラベルアシスト（国内旅行傷害保険）」
- 特徴：日帰り・1泊2日なら保険料は100円からと非常にリーズナブルです。4つの補償（死亡・後遺障害、入院、手術、救援者費用）がセットになったシンプルなプランです。
- 保険料例：1泊2日の場合、100円。
- 補償内容：
- 死亡・後遺障害：500万円
- 入院保険金日額：5,000円
- 手術保険金：5万円
- 救援者費用：100万円
- 楽天損保「トラベルアシスト（国内旅行傷害保険）」で見積もりしてみる
これらの保険は、旅行中のさまざまなリスクに対応しており、補償内容や保険料も多様です。自身の旅行プランやニーズに合わせて選択してください。
海外旅行向けおすすめ保険
海外旅行では、医療費や盗難などのリスクに備えるため、以下の保険が評価されています。
- エイチ・エス損保「ネット海外旅行保険たびとも」
- 特徴：最長31日間の海外旅行に対応し、出国当日でも申し込みが可能です。2回目以降の利用時にはリピーター割引が適用されます。治療・救援費用補償は無制限から選択可能で、携行品損害費用や個人賠償もカバーしています。
- 保険料例：5日間のハワイ旅行の場合、3,030円。
- 補償内容：
- 治療・救援費用：無制限、3,000万円、1,000万円から選択
- 携行品損害費用
- 個人賠償責任
- 手荷物遅延費用
- エイチ・エス損保「ネット海外旅行保険たびとも」で見積もりしてみる
- ジェイアイ傷害火災「t@bihoたびほ」
- 特徴：インターネット専用の海外旅行保険で、地域別の保険料設定があり、特にアジア圏への旅行では保険料が割安です。出発当日でも契約が可能で、保険証券をその場で受け取ることができます。
- 補償内容：
- 治療・救援費用
- 携行品損害
- 賠償責任
- 航空機遅延費用
- ジェイアイ傷害火災「t@bihoたびほ」で見積もりしてみる
海外旅行保険付きおすすめクレジットカード
1. エポスカード
- 年会費：永年無料
- 海外旅行保険：自動付帯
- 補償内容
- 傷害死亡・後遺障害：最高500万円
- 傷害治療費用：最高200万円
- 疾病治療費用：最高270万円
- 賠償責任：最高2,000万円
- 携行品損害：最高20万円
- 救援者費用：最高100万円
- 特徴
年会費無料ながら、海外旅行保険が自動付帯。特に疾病治療費用が最高270万円と手厚く、旅行中の病気にも安心。 エポスカード公式サイト
2. 楽天プレミアムカード
- 年会費：11,000円（税込）
- 海外旅行保険：自動付帯
- 補償内容
- 傷害死亡・後遺障害：最高5,000万円
- 傷害治療費用：最高300万円
- 疾病治療費用：最高300万円
- 賠償責任：最高3,000万円
- 携行品損害：最高50万円
- 救援者費用：最高200万円
- 特徴
傷害・疾病治療費用が各300万円と充実。また、プライオリティ・パス付帯で世界各地の空港ラウンジを利用可能。 - 年会費永年無料の楽天カード
3. JCBゴールドカード
- 年会費：11,000円（税込）
- 海外旅行保険：自動付帯
- 補償内容
- 傷害死亡・後遺障害：最高1億円
- 傷害治療費用：最高300万円
- 疾病治療費用：最高300万円
- 賠償責任：最高1億円
- 携行品損害：最高50万円
- 救援者費用：最高400万円
- 特徴
傷害・疾病治療費用が各300万円と手厚い補償。国内主要空港のラウンジを無料で利用可能。 20代限定のJCBゴールドカード
JCBゴールドカード
4. 三井住友カード ゴールド（NL）
- 年会費：5,500円（税込）※条件により翌年度以降無料
- 海外旅行保険：自動付帯
- 補償内容
- 傷害死亡・後遺障害：最高2,000万円
- 傷害治療費用：最高300万円
- 疾病治療費用：最高300万円
- 賠償責任：最高5,000万円
- 携行品損害：最高50万円
- 救援者費用：最高500万円
- 特徴
傷害・疾病治療費用が各300万円と充実。年間100万円以上の利用で翌年度以降の年会費が無料。 - 三井住友カード ゴールド（NL）
旅行保険が手厚いこれらのクレジットカードなら、旅行中の万が一の事態にも安心。自身の旅行スタイルやニーズに合わせて最適なカードを選びましょう！
旅行保険の申し込み手順
オンラインでの旅行保険の申し込み方法
旅行保険はオンラインで簡単に申し込めます。以下の手順に従って、スムーズに契約を完了させましょう。
1. 保険会社の公式サイトにアクセス
まず、利用したい保険会社の公式サイトにアクセスします。事前に口コミや評判を確認し、信頼できる保険会社を選ぶことが重要です。
2. 補償内容を確認し、プランを選択
保険プランには様々な種類があります。
- 基本プラン：最低限の補償が含まれる
- 充実プラン：傷害・疾病補償額が高め、携行品損害補償などが追加される
- クレジットカード付帯保険との併用プラン：既にカード付帯の保険がある場合、補償の不足分を補う
渡航先や旅行の目的（観光、出張、留学など）に応じて適切なプランを選択しましょう。
3. 個人情報を入力し、契約完了
選択したプランに基づき、必要な個人情報を入力します。
- 氏名（パスポート記載通り）
- 生年月日
- 住所・連絡先
- 旅行期間・渡航先
- 支払い情報（クレジットカードなど）
入力内容を確認後、オンライン決済を行えば契約完了です。契約後は、確認メールが届くので、保険証券をダウンロード・保存しておきましょう。
必要な情報・書類
オンラインでの申し込みには、以下の情報が必要になります。事前に準備しておくとスムーズです。
1. パスポート情報（海外旅行の場合）
- 氏名（ローマ字）
- パスポート番号
- 発行国
- 有効期限
海外旅行保険はパスポート情報と紐付けられるため、正確に入力する必要があります。
2. クレジットカード情報（オンライン決済時）
- カード番号
- 有効期限
- 名義（ローマ字）
- セキュリティコード
保険料はオンライン決済が一般的なため、有効なクレジットカードを用意しておきましょう。
出発前にやるべきこと
旅行保険に加入したら、万が一のトラブルに備えて以下の準備をしておきましょう。
1. 保険証券の保存
- 保険証券（契約書）のデータを スマホやタブレットに保存
- プリントアウトして 紙のコピー を持参（Wi-Fiが使えない環境でも確認可能）
- クラウドストレージ（Google Drive、Dropboxなど）に保存し、いつでもアクセスできるようにする
2. 緊急連絡先の確認
- 保険会社の緊急連絡先（24時間対応のコールセンター）をスマホに保存
- 現地の医療機関の連絡先（大使館サイトなどで事前に調査）
- 家族や友人の連絡先 を共有し、緊急時にすぐに連絡できるようにする
オンラインでの旅行保険の申し込みは簡単ですが、事前準備が重要です。特に、保険証券の保存や緊急連絡先の確認を怠ると、いざという時に困ることになります。安心して旅行を楽しむために、出発前の準備をしっかり行いましょう！
旅行保険に関するよくある質問（FAQ）
Q1. 旅行保険はいつまでに申し込めばいい？
A. 旅行出発前までに申し込むのがベスト。
旅行保険は 出発前 に申し込むのが基本です。ほとんどの保険会社では、旅行開始前の契約が条件となっています。
✔ 申し込みのタイミングのポイント
- 出発当日でも加入できる場合がある → ただし、ネット申込の受付時間に注意
- 早めに申し込むことで、補償開始前からキャンセル費用補償を受けられる場合がある（キャンセル補償付きプランの場合）
- クレジットカード付帯保険を利用する場合は、利用条件を確認することが重要（旅行代金のカード決済が必要な場合がある）
➢ おすすめのタイミング：航空券や宿泊を予約した時点で、旅行保険の申し込みも済ませると安心！
Q2. すでに海外にいる場合、保険に入れる？
A. 一部の保険会社では対応可能なプランあり。
通常の旅行保険は 出発前に契約が必要 ですが、すでに海外にいる場合でも加入できるプランがあります。ただし、以下の点に注意が必要です。
✔ 海外から加入できる保険の特徴
- 加入できるのは特定の保険会社のみ（すべての会社が対応しているわけではない）
- 補償開始までに待機期間がある（例：申し込み後48時間経過後に補償がスタート）
- ケガや病気の補償は、既に発生しているものには適用されない（保険加入前のトラブルは対象外）
➢ 海外での保険加入が必要な場合は、対応している保険会社を事前に調べ、加入条件を確認しましょう。
Q3. スポーツ・アクティビティは保険でカバーされる？
A. 特約を追加することで補償対象となる場合がある。
旅行先でのスポーツやアクティビティによるケガは、通常の旅行保険では補償されないことが多い ため、事前に特約の有無を確認することが重要です。
✔ 補償対象になりやすいスポーツ・アクティビティ（通常のプランでも適用されることが多い）
- ハイキング（標高制限あり）
- シュノーケリング
- ゴルフ
✔ 特約を追加しないと補償されないスポーツ・アクティビティ
- スキューバダイビング（一定の深度以上）
- スキー・スノーボード（競技・オフピステは除外されることも）
- サーフィン・ジェットスキー
- パラグライダー・バンジージャンプ
- 登山（標高3,000m以上）
➢ アクティビティを予定している場合は、事前に特約オプションの追加ができるか確認しましょう！
まとめ
旅行保険の重要性と選び方
旅行保険は、万が一のトラブルに備えるために欠かせないもの です。本記事では、海外旅行保険の選び方や申し込み方法、よくある質問について詳しく解説しました。
✔ 旅行保険を選ぶ際のポイント
- クレジットカード付帯保険を活用するか、単体の保険に加入するか検討
- 補償内容をしっかり確認し、自分の旅行スタイルに合ったプランを選ぶ
- スポーツ・アクティビティを行う場合は、特約が必要か確認
✔ 申し込み時の注意点
- 旅行出発前に申し込むのがベスト（当日申込が可能な保険もあり）
- すでに海外にいる場合は、対応可能な保険会社を調べる
- 保険証券の保存や緊急連絡先の確認を忘れずに
旅行中のトラブルは予測できませんが、適切な保険に加入しておくことで 安心して旅行を楽しむことができます。自分のニーズに合った保険を選び、万全の準備をして出発しましょう！
